裏妙義で岩登り!大満足と思いきや...
- 詳細情報
- 登山時期:2014年4月
- 登山場所:裏妙義
- ルート:裏妙義縦走 国民宿舎〜丁須の頭〜赤岩〜鳥帽子岩〜三方境〜国民宿舎
- 天気:晴れ
- カテゴリ:脱水症状 シャリバテ
登山仲間の一人から裏妙義の丁須の頭に登りませんか?とお誘いをいただき参加することに。
総勢8名、私はお誘いいただいた方以外の方とは初対面。
たまには色んな人と登ることも楽しいだろうし、一人で丁須の頭には登れないし、良い機会。
とりあえずヘルメット、ハーネス、スリングなど登攀道具を持ってくるよう指示がありました。
当日は初めてお会いするかたとも楽しく会話しながら丁須の頭へ向かいました。
岩登りを楽しむ山行、丁須の頭の上まで上がれて大満足でした。
さて、下山と思っていたら…なんと裏妙義縦走とのお話。
登山仲間からは全くその話は無かったので、丁須の頭ピストンだと思っていました。戸惑いながらも、一人引き返すわけにも行かずついていくことになりました。
裏妙義縦走は初めてで、どんなルートなのかも丁須の頭までしか調べていなかったので不安に襲われました。
行動距離も行動時間もわからないまま、岩陵を進みました。ハーネスやヘルメット、ロープなどはあったので危険はそれほど感じませんでしたが…持っている水分と食料は丁須の頭までの計算分。
お天気も良くて低山の蒸し暑さに、あっという間に水分が尽きました。
同行していた方たちも、ここまでの蒸し暑さとは思っていなかったようで水分がギリギリ。
とても少し分けて下さいとは言えませんでした。エネルギー源の食料さえ、なくなりつつありました。
縦走路には沢が見当たらず(かれていた?)、喉が張りついて倒れそうでした。食料もパン、口の中の水分が持っていかれてしまうものしかなくあきらめました。
全員の水分が尽きた頃、なんとか登山口まで戻ってくることができました。
後半は水分不足とシャリバテで足が前に進まずペースダウン。国民宿舎は閉鎖となり、自販機も見当たりませんでした。
もうろうとしながらの運転(途中、両ももがつってしまい停車)で一番近いコンビニへ。コーラ2本、飲み干し生き返りました。
まずは登山コースの連絡ミス。水分も余裕をもたず、軽量優先にしてしまったこと。
水分のある食料をもっていなかったこと(羊羹はすごいかも)。低山の蒸し暑さの想定外。色んな失敗が重なりました。
まず、無事でなによりでした。
登山に限らずの話ですが、人間は友人に誘われて行動すると主体性に欠ける傾向があります。
主体性がなくても問題ない場合もありますが、登山、特に長い時間の行動やリスクのある地形を含む登山の場合は主体性の欠如は致命的な結果を引き起こす可能性があります。
次からは誘われた際に「登山計画書はある?見せてもらえる?」というように計画の共有を図るのもよいと思います。
そして行動時間や歩く距離などの行動概要を確認して、ウエア、装備、水分、行動食を用意しましょう。
水分や行動食は「これだけ持てばよい」という基準はありません。
自分の経験をもとに標高、気温、運動強度に合わせて調節するのが現実的です。ぜひ今回の経験を次に登山に活かしてください。