北岳で学んだ無計画初登山の怖さ
- 詳細情報
- 登山時期:2014年8月
- 登山場所:北岳
- ルート:広河原~大樺沢~八本歯のコル~北岳
- 天気:曇りのち雨
- カテゴリ:低体温症
今でも鮮明に覚えています。登山を始めた山!北岳!
山をするきっかけは、富士山に登ってみたい!からのスタートです。
ただ、一番最初に富士山ではなく、2位の北岳に登ってみよう!と、安易な考え。本当に登山を舐めていたと、つくづく思う初登山でした。
当時の登山装備は、インナーは量販店のTシャツ。レインウェアは一番安い物。ザックと靴だけはちゃんとした登山用。そんな登山装備で北岳へ。
今考えると、北岳に行く登山知識・登山装備も揃っておらず、山行行程もとても酷いもので、とどめは登山初心者にも関わらず北岳を日帰り計画。
唯一の正解は、朝一の始発のバスで行ったのだけでした。
突然の雨で、登山の洗礼を浴びる
登り始めて、大樺沢あたりから雨になり、レインウェアを着用。しかし、汗冷えというものを知らなかったので、休憩や食料補給の時にあまりの寒さで震えながら立ち止まっていました。なんとか八本歯のコル手前まで着ましたが、最終バスとの時間の兼ね合いで、12:30で下山を開始。
今考えると、その判断して本当に良かったと思います。
時間の問題もそうなのですが、濡れている状態で八本歯のコルを登るのは初心者には危険です。下りも濡れた岩で時間を使ってしまったので、最終バスのギリギリ15分前に到着しました。この経験がなかったら今でも登山を軽く見ていたと思います。
この登山をキッカケに考え方が変わりました。
- 1. 装備はちゃんとした物で揃える・ルートや事前情報収集
- 2. トレーニング・技術向上・天候判断・リスクヘッジ・無理のない行程(時間)
- 3. 自分の技術で行ける山なのか
などを心がけ、事故にならないように気を付けています。
ガイドアドバイス
周りに「登山のいろは」を教えてくれる人がいないと、同じような経験をされる方は他にもいらっしゃるとおもいます。結果的に大事に至らなかったのは何よりです。投稿にもあるように、「無計画+思いつき」型の典型です。登山計画というと大袈裟なイメージがあって、「ちょっと敷居が高いな」「俺には無理っ」みたいな反応を示す方がほとんどです。
しかし、自分が行ってみたい場所の様子を想像してメモに残してみましょう。頂上の標高、歩き始めからの標高差、天気が悪くなったらどうしようとか、簡単なことでかまいません。
まずは簡単に想像できることをメモに書いて、「雨が降る」→「濡れる」→「寒い」→「やばい」→「ちゃんとしたレインウエアを用意する」というような感じで、ロールプレイングのように楽しみながら対策を立てましょう。その対策メモが登山計画の根幹になります。
そして、メンバー、行動時間や下山予定日、装備リストなどをまとめましょう。個人的はどんな様式でもかまいませんが、地元の警察に提出する「登山届」は様式が決まっているところもあるのでウエブサイトで調べてください。そして必ず「登山届」は提出しましょう。
周りに「登山のいろは」を教えてくれる人がいないと、同じような経験をされる方は他にもいらっしゃるとおもいます。結果的に大事に至らなかったのは何よりです。投稿にもあるように、「無計画+思いつき」型の典型です。登山計画というと大袈裟なイメージがあって、「ちょっと敷居が高いな」「俺には無理っ」みたいな反応を示す方がほとんどです。
しかし、自分が行ってみたい場所の様子を想像してメモに残してみましょう。頂上の標高、歩き始めからの標高差、天気が悪くなったらどうしようとか、簡単なことでかまいません。
まずは簡単に想像できることをメモに書いて、「雨が降る」→「濡れる」→「寒い」→「やばい」→「ちゃんとしたレインウエアを用意する」というような感じで、ロールプレイングのように楽しみながら対策を立てましょう。その対策メモが登山計画の根幹になります。
そして、メンバー、行動時間や下山予定日、装備リストなどをまとめましょう。個人的はどんな様式でもかまいませんが、地元の警察に提出する「登山届」は様式が決まっているところもあるのでウエブサイトで調べてください。そして必ず「登山届」は提出しましょう。