山の知識を増やして遭難防止に役立てよう!
今回は、「パッキング」「危険場所の通過方法」「落雷時の対策」に関わる3問を紹介。わかるかな?できるかな?
Q.ザックのパッキングの基本について誤っている記述を選びなさい。
- 1.ザックの防水機能を過信せず、シュラフや衣類は防水効果がある袋に入れる。
- 2.雨具や行動食は雨蓋やザックの取り出し易い場所にパッキングする。
- 3.かさばる衣類などは小さめのビニール袋などに入れて圧縮し、全体をコンパクトにする。
- 4.軽いものはザックの背中側、重いものは表側にパッキングする。
【正解】4.軽いものはザックの背中側、重いものは表側にパッキングする。
【解説】ザックを背負ったとき、重量が肩、背中、腰にそれぞれ分散してかかるように重心を上部かつ身体に近いところにくるようなパッキングを行う。急に使うかもしれないような雨具、救急用品などは、取り出しやすい場所に入れる。
Q.登山道のハシゴやクサリ場を安全に通過するための記述について、誤っていると思われるものを次のうちから選びなさい。
- 1.ハシゴの登り降りは靴底の真ん中でステップを踏んで、手でしっかり握る。
- 2.クサリ場を通過する場合、落石の発生を見越して一定の間隔を開けるのがよい。
- 3.ハシゴからある程度体を離すことで足元の視界を確保する。
- 4.クサリ場ではクサリをしっかり握り、体をあずけて一気に登るのがよい。
【正解】4.クサリ場ではクサリをしっかり握り、体をあずけて一気に登るのがよい。
【解説】クサリでの登下降も、クサリに頼り切るのではなく、三点支持を基本として行うのが望ましい。またハシゴに背を向けて下降している人を時折見かけるが、ザックに引っかかってバランスを崩したり、足元がよく見えにくいためにステップを踏み外す危険性がある。
Q.屋外において雷の被雷を避けるための方法として誤っているものを選びなさい。
- 1.両足の間隔を狭くしてしゃがみ、指で両耳を塞ぐ退避姿勢を取る。
- 2.テント内に避難する。
- 3.人と人との間に一定の距離をとる。
- 4.ストックや傘などの突き出たものは体から外す。
【正解】2.テント内に避難する。
【解説】テントはポールに落雷する危険があるので、山小屋などに避難する。木の幹から枝先から4m以上離れ、木の先端を45度以上の角度で見上げられるところが保護範囲と言われ、かがんで姿勢を低くする退避姿勢をとる。
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