日光白根山でトレースを辿り...地獄の道迷い
- 詳細情報
- 登山時期:4月下旬
- 登山場所:日光白根山
- ルート:菅沼〜日光白根山山頂〜五色沼の周回
- 天気:晴れ
- カテゴリ:道迷い 遭難
まだ登山を始めて2年目ぐらいの時のことです。
4月末になり金精峠も開通したので、残雪期の日光白根山へ行きました。個人的には初めての白根山、同行者は同じルートを夏の時期に一回登った事がある程度の経験(^^;
日光白根山の菅沼ルートは比較的人気で登山道もしっかりしているとの事なので、そのルートからなら分かりやすいか?と言う感じで、スタート。
いざ歩き出すと4月末とは言え、かなりの雪も残っていたので、夏道は雪の下でしたが、トレースや所々にテープがあり順調に進みました。
が、しかし…この順調なあまりトレースありきに進んだのが失敗の始まり…
後から調べたら途中から夏道は右手の森の中に入るのに、左手の斜面を進んでしまいました。
あまりに急斜面のため、途中で山と高原地図のGPSで確認するも、ビミョーなずれのため、
このルートなのかと半信半疑で進み、結果的に降りるにも厳しい斜面になってしまいました。
その後はアイゼンの前ヅメを蹴り混みストックを思い切り刺しながら斜面を進み、何とか尾根の上に。出てきた所は夏ルートの弥陀が池を挟んで反対側でした。
その後、山頂から五色沼に進み、帰りも五色沼から弥陀が池への登りで踏み抜き地獄の道迷い…危うく心が折れそうでしたが、最終的に九時間越えの歩行時間で無事下山しました。
あの経験依頼、事前に細かい情報集めや、こまめにルート確認、そして、お守り代わりの装備の持参など心がけるようになりました(>_<)
ガイドアドバイス
積雪期のトレースは登山道と一致しないことが多いので注意が必要です。また地図アプリとGPSを使った行程管理は限界があります。地図の精度に比べてログを表示する線が太すぎると角度の浅い分岐などは判別が難しくなります。事前にルートの経路、所要時間などを確認するとともに分岐や斜面の傾斜などもチェックしておくと行動しながら現在位置を判断する材料になるでしょう。GPSレシーバーも専用のものは地図アプリよりも詳細に位置を確認できるので、もし積極的に使うのであれば専用の機材を持ったほうが安心と言えます。「お守り代わりの装備」とありますが、ヘッドランプは日帰りでも必携です。シェルターやストーブ、クッカーなども登山の内容に合わせて用意しておきたいですね。いずれにしても、課題がはっきりとして次の取り組みへとつながったことは良いことだと思います。
積雪期のトレースは登山道と一致しないことが多いので注意が必要です。また地図アプリとGPSを使った行程管理は限界があります。地図の精度に比べてログを表示する線が太すぎると角度の浅い分岐などは判別が難しくなります。事前にルートの経路、所要時間などを確認するとともに分岐や斜面の傾斜などもチェックしておくと行動しながら現在位置を判断する材料になるでしょう。GPSレシーバーも専用のものは地図アプリよりも詳細に位置を確認できるので、もし積極的に使うのであれば専用の機材を持ったほうが安心と言えます。「お守り代わりの装備」とありますが、ヘッドランプは日帰りでも必携です。シェルターやストーブ、クッカーなども登山の内容に合わせて用意しておきたいですね。いずれにしても、課題がはっきりとして次の取り組みへとつながったことは良いことだと思います。