山岳ガイドへの相談
相談者
Mashio Yanase
さん
涸沢でテント泊をした時に結露により朝目覚めたらシュラフがずぶ濡れになっていました。
表面的な濡れだったので、シュラフ内がとてつもなく寒いなどという訳でないですが、、
シュラフカバーを持っていた方が良いのかな?と思いました。
シュラフカバーはどのような場面で必要なんでしょうか?
白神の後藤です。
シュラフカバーは、ご質問内容のようにシュラフを濡らしたくない時にあると便利です。
テント泊が数泊に及ぶ時、シュラフを天日などで干せる場合はともかく、縦走などで干す時間が取れないとシュラフはだんだん湿って不快なだけでなく、特にダウンのシュラフの場合は保温性も失われていきます。
シュラフを外側から濡らす要因は、テント内の結露だけでな雨天時や雪山で顕著です。
それを防ぐために、防水透湿素材のシュラフカバーで極力シュラフを濡らさないようにすることは大事なことです。
また、シュラフカバーでシュラフを覆うことで保温効果も期待できますので、寒い時季のテント泊ではとても有効ですし、逆に夏の低山などではシュラフを持たずにシュラフカバーだけで寝ることができれば荷物の軽減にもなります。
緊急時のビバーク、今後予定するかもしれない計画的なビバーク山行などのために、ツェルトとシュラフカバー(どちらも非常にコンパクトなものがあります)は、装備に加えておいたほうが良いでしょうね。
解決
相談者
Mashio Yanase
さん
後藤ガイド
縦走など長期で利用時は濡れたままだとまずいですね。イメージすることが出来ました。
防水・保温性だけでなくビバーグ時の山行でも役立つとの情報助かります。ツエルトもまだ所持していないため購入検討してみます。
ご丁寧にありがとうございました。