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山岳ガイドへの相談

解決済み

体力の差があるグループ登山

相談者 ジャスミン さん 59歳/女性

グループで登山の際、体力や技術、歩行スピードなど混在したグループだと
体力の無いメンバーに合わせるのが基本だと思うのですが、それ故に時間的に目的の山に登頂出来なさそうな時、体力のあるメンバーは登頂したい時など、お仕事でプロのガイドさんはどのように対処されるのでしょうか?
登頂は断念してでもやはり体力のないメンバーに合わせる方が良いのでしょうか?
最近そう言ったケースで断念せざる得なかった事が続いたので、プロのガイドさんのご意見を伺えたらと思います。

現場での対応ですが、1パーティーで動く場合については概ね記載されたように力量のない方にペースをあわせます。

ガイドといっても様々な形態があり、力量を把握している上で行なう場合とそうでない場合、自分で集客するケースもあれば他者が集客しそれを請け負うケースもあります。

また1人でガイドを行なうのかサブガイドがいるのかによっても現場での対応が違いますので、現場での対応はそれぞれで異なります。

質問についてですが、登頂出来なかったという多少の不満があるから質問に至ったのではないかと推察します。ここで逆にご質問ですが、プランニングの段階でも力量のない方に合わせたゆとりあるペースでの登山計画をされているでしょうか?

力量差が計画段階で分かっているのであれば力のない方にあわせてプランニングするのが適切です。

またメンバー内のコミュニケーションはいかがでしょうか?チームには大まかに分けて2つのチームがあります。1つは実力が均衡しているチーム。その場合は同じようなペースで動けますし、チームのモチベーションによっては実力よりも一歩進んだ目標にチャレンジする場合などに適しているといえます。

2つめは実力、経験のある人間が後進を育成するタイプのチーム。この場合、一歩進んだ目標にチャレンジするチームではありません。当然ですが、力量のない方に合わせたプランニングをしますから引率する側は自分達の力量以下の行程になります。

どういった目的でのチームなのか、メンバー構成など分かりませんので一概には言えませんが一度、チーム内で話しあってみてはいかがでしょうか?リーダーシップ、フォロワーシップなどチーム内の役割を明確にすることにより色々な課題や解決策が見えてくると思いますよ。頑張ってください。

解決 相談者 ジャスミン さん 59歳/女性

旭 立太ガイド様

細かく丁寧なアドバイスありがとうございました。
グループは個人の集まり的な山のグループです。リーダーは決まっていますが
サブリーダー的な役割の人は不在です。
その時々でメンバーが若干入れ替わったり、減ったり増えたりもある流動的なグループの
ために今回のようなケースに繋がりがちかと思われます。
プランニングや登山計画も 一応体力の無いメンバーに合わせ山のチョイスや時間も余裕を見た計画をされてるみたいですが・・・
チーム内でのコミュニケーションや在り方は再考した方が良さそうですね。
私自身もつきあい方や向き合いかたを
考えたいと思います。
ありがとうございました。

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