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山岳ガイドへの相談

解決済み

高所恐怖症の克服について

相談者 Jiro Maru さん

重度ではないと思いますが、高所恐怖症気味かもしれません。

将来目標で槍ヶ岳に行ってみたいと思い、今年から3mほどのボルダリングから始め、夏は石裂山で岩場、ハシゴ場を経験しました。足がすくんでしまいます。

まだ不安があるので、トップロープのクライミングなどもやってみようと思ったり。少しづつですが自分に課題を与えるようにしています。

高所が苦手な人向けにアドバイスありましたら教えて頂きたいです。

質問内容ですが、心理学関係の方への質問が妥当かもしれませんが、回答させていただきます。高い所が苦手。この症状はごく当たり前で、身を守る防衛本能からきています。一方で『高所恐怖症』は吐き気や息苦しい、強い震えや汗が出るなどの症状が出てしまう方もいます。こうした症状が出る理由は、『高いところ=落ちたら死ぬ』というイメージを持っているからです。

これには『経験』によるものと、『性格』によるものがあります。例えば、生真面目な性格な方は自分の安全圏が狭くOKかNOかという思考で判断します。これ以上の高さは危険、無理。と判断し、恐怖の原因探しに入ります。こういった想像が出来るという事は言い換えれば危険を認知出来るという事。これはとても大切な事。

性格で恐怖心を感じている人の場合は、自分の思考を冷静に確認・事実確認するよいですね。経験によるものは過去のトラウマなどを確認。その出来事は過去のことで、また起こるとは限らない。トレーニングや経験を積めば『あの時と今の自分は違うのだ』という事実を自分に説得してあげる作業が必要です。

解決 相談者 Jiro Maru さん

心理学の話とても興味深く見させて頂きました。経験を積んで自分に自信、説得してあげようと思います。

親身に相談にのって下さりありがとうございます。

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