山岳ガイドへの相談
カラビナの使用方法について質問になります。
以前にカラビナを購入したのですが、使用時にカラビナの向きは気にする必要があるのでしょうか?
写真のカラビナは上側の方がやや狭く、下側のほうが幅広く作られているようです。
写真のカラビナはUIAA(世界山岳連盟)による分類ではTypeHになります。TypeHは「for Belaying」と呼ばれ、ロープを使った確保に使うために作られたものです。カラビナ単体によるビレイまたはビレイディバイスと併用します。このときにロープをかけるのが広い側(ブロードエンド)です。支点のカラビナやハーネスのビレイループには狭い側(ナロウエンド)がくるようにセットします。ちなみに開閉部はゲート、カラビナ本体の背骨にあたる部分をスパインと呼びます。写真も添付しておりますので、参考にしてください。
どの場面で使うのか、ナロウエンド、ブローエンドどちらにロープをかけるのかと疑問が多かったです。ハーネスのビレイロープにブローエンド側を使ってしまっていた気がします^^;名称含め道具の使い方に興味を持ちました。
分類だけでなくカラビナの箇所の名称まで丁寧にありがとうございます。