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山岳ガイドへの相談

解決済み

雪渓トラバースの克服方法について

相談者 map さん

登山歴1年未満のものです。この夏に経験者の方と北アルプスを縦走予定です。岩場や鎖場などは慣れてきましたが、雪渓(急斜面)のトラバースだけはどうしても慣れず、足がすくんでしまいます。

夏山だとしても今後登山を続けていく上で雪渓のトラバースは避けられないと思いますが、どのようなステップで慣れていけば良いのでしょうか。ちなみにスノースポーツの経験もあまりありません。回答宜しくお願いします。

map様

梅雨明けしていよいよ夏山シーズン。ですが、山の上にはまだまだ雪が。雪渓歩き、スノースポーツや雪国育ちなど登山以外にも雪に慣れている方ならまだしも、そうでないのであれば難しいですよね。平坦な場所を歩くだけでなく登山では「登り」「下り」もありますし、ましてや「トラバース」はさらに難しいですよね。

雪渓は、冷えていれば氷化してますし、日射で緩めば融けてシャーベット状になる場合もあります。ただし、雪渓のような融解と再凍結を繰り返しているものは積雪表面だけシャーベット状になりその下、下層は氷化している事が多いです。※気温や日射の影響によります。また水が流れている場所は凍っている事が多いです。

慣れる為のステップですが、雪渓歩きは雪上歩行技術です。十分な夏山経験が基礎となります。まずは経験豊富なリーダーや、ガイド等の元で少しずつ経験をしていくとよいでしょう。知見がある方であれば、「ここに注意」「このような歩きをすると良い」など教えてくれます。また、行く山のルートやその時と残雪状況に応じて「登山靴は残雪に対応しているタイプ」「アイゼン」「軽アイゼン」や「ピッケル」「ポール」などの道具が必要なのであれば具体的な道具の指示、現場ではその使い方を教えてくれます。

登山には、山や自然環境の知識+自分自身に関する知識+登山装備の知識どれかひとつではなく、総合的な知識が求められます。そしてそれらを使いコントロールする技術が必要です。少しづつ、慣れていき経験を積む。頑張ってください!

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