山岳ガイドへの相談
相談者
humm
さん
以前山を探索していた時、時間がなかったのもありますが歩きながらご飯を食べていたら座って食べるより楽なことに気が付きました。長時間座りはしませんでしたが、もちろん立ち止まることはします。
一度座りだすと疲れを自覚してしまうので、ゆっくり歩くのを長時間するほうが疲れを感じにくいものかと思っていました。
しかし後にまとまった休憩なしで歩きとおすのは無謀だと言われました。
座っての休憩がない登山は危険なのでしょうか?
やや極端な例ですが、重い荷物を荷揚げするボッカの方やトレイルランナーは、あまり長時間の休憩をとりません。
長時間の休憩は、せっかく暖まっていた体を冷やしてしまう事もあります。
また、程度にもよりますが山の中というのは基本的には人間には厳しい環境ですので、
なるべく早く安全圏(山小屋や下山口など)に到達した方がリスクは減らせます。
そして現代では装備も便利になり、ハイドレーションシステムやエナジーバーを活用すれば、立ったままの水分・栄養補給も可能です。
ただ、無理なペースで休まずに登山を続けた場合は、筋肉や関節の障害、集中力の低下など、リスクは増大します。
ご自身の能力に見合った行動時間やペースを守った上でという前提つきではありますが、
座っての休憩がない登山が一概に危険ということはありませんし、メリットもあると言えます。