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山岳ガイドへの相談

解決済み

登山道と獣道の見分け方はありますか?

相談者 Keiko Non さん 35歳/女性

登山をしていると、登山道以外に獣道や作業道などもあり道に迷ってしまわないか不安があります。

私自身、以前間違えて作業道に入ってしまったことがありました。
たまたま、目印のわかりやすい車道に出たので、予定とは道が変わったものの下山できました。

登山道以外の道を見分けるポイントなどはあるのでしょうか?

里に近い山であればあるほど登山道以外の道が多くあり紛らわしいことがあります。

主に林業・電力関係の仕事道や山菜・キノコ採りなどの踏み跡・獣道などあります。
一般的な登山道ではない道(バリエーションルート・沢登りや藪漕ぎ)を好んで歩く人もいますし、
岩場のある山ではクライマーの踏み跡もあります。

一般道との見分け方ですが、まずは地形図をしっかり読んで進むべき方角と歩く予定の全体的な地形を把握することが大事です。

「おかしいな?」と思ったときにコンパスを見て進行方向がずれていれば間違いに気づきますし、
予定にはない崖や沢が出てくれば明らかにルートミスに気付けるはずです。

それ以外の判断としては

・踏み跡が今までよりか細く、藪っぽく、柔らく(踏み固められていない)などの変化がある
・それまで一定間隔にあった道標が現れなくなった
・蜘蛛の巣や倒木が多い

などがあります。
赤やピンクのテープは正しい登山道をさしているとは限りません。仕事や測量のためのものの場合も多いです。

こまめに地図やコンパスを活用して現在位置を把握すること、これから進む方角と地形を頭に入れることを心掛けて下さい。
不安におもったら確信の持てる場所まで戻りましょう。

GPSを活用するのも手ですが地図を読めてこそ使えるものです。

慣れてくると割とすぐに気づけるようになると思います。

解決 相談者 Keiko Non さん 35歳/女性

自分の位置確認の必要性だけでなく、周りの状況にも目を配らないといけないなと改めて勉強になりました。
間違えて作業道に入ってしまった時は、位置確認もせず周りの状況も見なかったので注意します。多くのアドバイス有難うございました。

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