山岳ガイドへの相談
相談者
monkichi
さん
46歳/女性
登山計画をする際にエスケープルートを考えておいた方がよいよと言われたことがあるのですが、
エスケープルートとは何なのでしょうか?
登山計画を立てて、途中怪我や、体調不良などあった時、
より短時間で下山できるルート?とかでしょうか?
エスケープルートは退却路という意味なので、予定の行動が困難になった場合により確実に安全圏にたどり着けることができるルートのことを指します。現実的には都合のよい近道や逃げ道は山にはありませんので、来た道を引き返すことになります。エスケープしなくてはいけない状況を考えれば、知らないルートよりも歩いてきたルートのほうが確実に行動できるはずです。このようにエスケープが「来た道を引き返すこと」であるとしたら、行動しながら「ここから引き返すとしたらどうだろう?」とルートの様子を頭の中で振り返ることは重要です。またどこからでも引き返すことができるとは限りませんので、引き返すことのできる限界点を設定し、それを超えたら前進して次の安全圏を目指す、ということになります。
解決
相談者
monkichi
さん
46歳/女性
エスケープルートと言われ、初期に検討したルート以外に新規ルートを作らないといけないと誤解しており。
山によってはルートも限られていたり、あったとしても登ってきたより安全圏が遠いなど、ルートを新たに考えることでさらに危険になってしまうと迷走してました。
アドバイスのお陰で、イメージできました。今後の登山に役立たせて頂きます。
初心者質問にも関わらず、ご丁寧に回答くださりありがとうございました。