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山岳ガイドへの相談

解決済み

カロリー摂取と登山の関係性

相談者 のぶ さん

登山仲間が縦走時にシャリバテになってしまったらしく、まったく足が動かなくなったそうです。
その時に、飴玉1粒なめたら足動き始めて、10粒なめて、なんとか山小屋に自力で避難できたと武勇伝を聞きました。やはり、登山をやる上で栄養摂取は必要なのでしょうか?

登山は運動強度が高く、行動時間も長いので消費カロリーは大きいと言えます。摂取カロリーが少なく、三大栄養素である「たんぱく質」「脂質」「糖質」の中でも「糖質」が切れると行動に支障がでて、危険な状態(投稿にあるような自力歩行ができないなど)になります。そして「糖質」はじっとしていても7時間程度分ほどしか体内に貯めることができません。マラソンのような運動であれば2時間程度で使い切ると言われています。近年、マラソン大会が増えて多くの人が参加していますが、エイドステーションでのあんぱんなど食べ物が充実してきているのは長時間をかける人が多いからです。2〜3時間で走りきれれば糖質が枯渇する前にゴールできますが、それより長くなると糖質を補給する必要があります。登山も同じで行動時間が長くなればなるほど糖質の補給が不可欠となります。ですから行動食は「高カロリー」「糖質補給ができるもの」「GI値(グリセミック・インデックス)の高いもの」でなくてはなりません。登山の食事は愉しみというよりは生命と行動を維持する燃料といったほうが的確な表現だと思います。また水分と電解質と補給も重要です。これらも枯渇しきってからでは手遅れになるので、早めにこまめに摂取しましょう。

解決 相談者 のぶ さん

迅速回答に感謝します。
週明けに登山を控えていたので笹倉ガイドのアドバイスとても参考になりました。
マラソン大会、アンパンや経口補水液が配られてました。昔は水しかなかったような。。栄養や水分の摂取方法も科学的に進歩してきているのですね。

行動食も、何を持って行こうか迷いがありましたが、「高カロリー」「糖質補給ができるもの」「GI値(グリセミック・インデックス)の高いもの」でパッキングします!

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