山岳ガイドへの相談
相談者
アッポー
さん
秋山、冬山登山で寒さが目立つ時にはネックウォーマーを着用しています。
最近は日常使いでも役立ち、手放せないアイテムです。
全体的に薄着にも関わらず、ネックウォーマーをつけて、首を守るだけで温かさが全く違う気がします。
医学的に、首を温めることは保温を高める効果があるのでしょうか?
自律神経には交感神経と副交感神経があり、無意識のうちに呼吸や血圧などを調節しています。
緊張や興奮した時はアドレナリンが放出され交感神経が優位になり血管は収縮し、血圧も高くなります。これとは反対に副交感神経が優位になるとリラックスし、血圧も安定して体温も暖かく感じます。
首には星状神経節という頭頚部や手を支配する交感神経の中継所のような所があります。
ネックウォーマーをすることで首が暖めれ、寒さを直に感じないので副交感神経が優位になり、血行も良くなりますので暖かく感じると思います。
首を冷やすと手も冷たくなります。
冬山登山のネックウォーマーは手の凍傷の予防に役立ちます。
解決
相談者
アッポー
さん
迅速に回答頂きありがとうございます。
首を保温するだけでポカポカするなと、曖昧で確証はないもの日々感じておりました。時には、幻想なのかな?なんて思ったり。
副交換神経が優位に働いていたなんて。凄いです。
なぜなのか理由がわかったお陰で、ネックウォーマーに対してさらに愛着が湧きましたし、体の仕組みに興味が湧きました。