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山岳ガイドへの相談

解決済み

登山中の擦り傷の処置方法について

相談者 Higo Akira さん

三連休に、仲間と筑波山登山に行きました。
下山中に転倒してしまい、小指の側面と手のひらに擦り傷、両膝を軽度の打撲してしまいました。

以前、金田医師のSherpa連載記事 https://sherpajp.com/article/38
で勉強したこともあり、見様見真似で対処出来ました。

傷部分に、泥、砂利などが含まれていたため穴を開けペットボトルを握り水圧のかかった水で傷を洗い。
持参したマキュロンで消毒、ガーゼで止血、切り傷の部類だと判断しバンドエードを貼って下山しました。

傷の洗浄 → 消毒 → 止血 → 傷の閉鎖の順で対応しました。

一点気になったのは、傷の洗浄、消毒の流れで、傷に覆いかぶさってる取れかかった皮膚が、ふやけたこともあり剥がしてしまったことです。

傷上の皮膚を剥がすことは、衛生上問題なかったでしょうか?

今回、幸い軽傷ですみましたが、ファーストエイドの知識技術をもっと勉強しとく必要があるなと身をもって体感しました。

あなたの処置は正解です。どんなキズでも砂や泥がついていたら取り除いてください。そして流水で洗いましょう。はく離してプラプラした皮膚は切除した方がいいでしょう。創と傷の違いわかりますか?
皮膚は表皮、真皮、軟部組織の三層からなりますが、この層の連続性が断たれものが創で縫う場合が多い。傷は連続性が断たれていないものを言います。あなたのキズはサッカ傷です、創は深くなれば感染する可能性が高くなります。

解決 相談者 Higo Akira さん

ご丁寧にありがとうございます。
創と傷の違いもわかってませんでしたが理解できました。
創が深い場合は、より慎重かつ迅速に手当てできるようにしなくてわ。
今後も勉強させて頂きます!

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