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山岳ガイドへの相談

解決済み

高山病の予防策とは?

相談者 Reiko Nagai さん

今年7月に、初めての富士登山に行きます。
低山は月に2,3回ほど行っているのですが3,000m越える登山は初めてなので、
高山病にならないかと不安があります。

高山病にならないために気をつける点を教えて頂けないでしょうか?

富士登山でまず、思い浮かべるリスクといえば高山病ですね。

高山病は、高地で酸素が欠乏することによって引き起こされる病気。標高が高くなると気圧が低くなります。ですので、いつもと同じように呼吸していても実は血液に取り込める酸素の量が少ないのです。富士山の頂上では平地の気圧の2/3となり、体内の酸素量は1/2と言われています。

ではどうすればよいのか?ですが…

①登山口に到着後、1時間程休憩して身体を慣らします。車などで登山口まで急速に高度を上げる為、高度に身体が順応していない状態にある為です。

②水をこまめに、沢山とる。具体的な水分量の目安としては行動時間x体重x5ml
水分量は非常に大切で、少ないと血液が粘り抹消の血液循環が悪くなります。※酸素は血液で体中に運ばれます。意識的にとる事が大切です。

③スローペースで。おしゃべりが出来る位のペースを意識しましょう。呼吸法などもありますが、Reikoさんがどのような方がご存知ありませんので難しく考えず「大きく息を吐く、ゆっくり深く息を吸う」で。

④山小屋についた際はすぐに横にならない。寝ている状態は呼吸が浅くなります。
小屋内も人が多かったりしますので、外気を吸ったりするのを意識しましょう。

⑤体調管理をしっかりして登山に臨みましょう!睡眠不足などという事がないように。また、日頃から有酸素トレーニングなどをして最大酸素摂取量を高めておくとよりよいでしょう。

上記の事を実践するだけで随分変わると思いますが、少なからず高い標高帯に行く為、なんらかの障害はでると思います。どのような症状がでるか調べておくとそうなった際に気持ちにゆとりがでるかと思います。

この夏の富士登山、天候に恵まれて良い経験が出来るとよいですね。がんばってください!



解決 相談者 Reiko Nagai さん

気圧や酸素量も大きく変わるのですね。改めて無知だったと感じました。
質問できなかったらガツガツと登って辛い思いしていたかもしれません。
ありがとうございました。
小屋泊などしながら無理なくゆっくり登り初富士登山頑張ってみます^0^

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