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山岳ガイドへの相談

解決済み

行動中の呼吸法について。

相談者 mamitutika さん 39歳/男性

登山中に急登を登る時など、大きい運動負荷が加わる時は、単に深呼吸するより、口をすぼめて息を吐き出してから空気を吸い込む方が楽に登れると聞きました。

そこで質問なのですが、登山においてより効果的に身体パフォーマンスの向上が望める息の吐き出し方は
「短く小さく」
「長く大きく」
「短く大きく」
「長く小さく」
の4種うち、どれが妥当と言えるでしょうか。

よろしくお願いします。

登山を行う場合だけでなく、運動をするときや日常生活においても「呼吸」はとても大事です。
ご質問にあったのが、「急登を登る時などの大きな運動負荷が加わるときの呼吸」とのことなので、それに対しての回答を記載いたします。

大きな負荷がかかる時には、体幹を安定させて力が発揮できることが重要となります。
その際、お腹を凹ませるのではなく、お腹にしっかり力が入る(腹圧を高める)ように息を吐くことで体幹が安定します。運動をしている場合は、長く吐くことよりも、短く吐くことの方がお腹に力が入ります。

また、小さく吐くか、大きく吐くか、は体の大きさや呼吸機能の強さ、運動負荷の強さによって変わってきます。例えば、運動負荷が小さければ「短く小さく」吐くだけでいいですし、運動負荷が大きければ「短く大きく」吐いたほうがいいです。呼吸法に慣れてきたら、どの呼吸を行った時に体が楽になるか、という感覚がわかってくると思います。ぜひ、登山の中で試してみてください。

解決 相談者 mamitutika さん 39歳/男性

正しい呼吸には、体幹の安定させる効果もあるのですね。

次の山で自分の体に合った呼吸を探してみようと思います。

ご指導ありがとうございました。

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